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小高塾の「こども家庭ソーシャルワーカー受験対策講座」について小高塾にお問い合わせいただいたご質問とそれへの塾長の回答

2024/09/12

<「お問い合わせ」でいただいたご質問>

以前、社会福祉士講座でお世話になり合格できました、ありがとうございました。

今回子ども家庭ソーシャルワーカー講座を検討しています。いま指定研修を受けていますが、実務に精通しないと試験問題に対応できなさそうな感じがします。こちらの講座で対応可能でしょうか?

 

 

<いただいたご質問への塾長の回答>

ご質問の内容がいまひとつわからないところがございます。実務に精通していない○○さんが小高塾の受験対策講座を受講しても試験に合格できないと思われているのか、または、実務に精通していない塾長が開講している受験対策講座では受講しても試験に合格できないのではと思われているのか、そのどちらなのか、ということです。したがいまして、そのどちらだとしても回答になるような、以下のような回答をさせていただきます。

(1)試験対策の手掛かりになるのは、研修会のテキストになります。今回の研修では、共通テキストは指定されていませんが、いくつかの研修機関がテキスト指定、もしくは、参照指定しているものがあります。それは、日本ソーシャルワーク教育学校連盟が発行している「調査研究報告書」の別冊3冊です。この3冊は、指定研修のテキスト例として発行されています。また、試験範囲には、指定研修の内容のほか、追加研修とソーシャルワーク研修の内容も含まれます。上記報告書によれば、ソーシャルワーク研修のテキストは、中央法規の社会福祉士講座の該当科目がテキスト例とされており、追加研修の内容は指定研修の内容に重なるものとされています。となりますと、これらが、試験対策の対象になります。小高塾のテキストは、これらを手がかりにして作成しています。

 

(2)実務に精通していないと合格できないような試験の場合には、紙の試験の他に、実技試験が設定されるものと思われます。しかし、こども家庭ソーシャルワーカー試験では、実技試験はありません。この試験の形式を見ても、こども家庭ソーシャルワーカー試験が実務に精通していないと合格できない試験とは思えません。

(3)小高塾で開講してきた講座が対象としている、社会福祉士・精神保健福祉士・公認心理師・臨床心理士・ケアマネ各試験はいずれも、実技試験は要求しておらず、実務に精通していなくとも合格に必要な知識を体得していれば合格できる試験です。こども家庭ソーシャルワーカー試験も、実技試験は要求していませんので、実務に精通していなくとも合格に必要な知識を体得していれば合格できる試験と予想できます。

 

(4)○○さんの場合、社会福祉士試験には合格していますので、社会福祉士試験のうちの児童福祉論の内容を一層掘り下げた内容が中心となると予想されるこども家庭ソーシャルワーカー試験には、十分対応・適応可能と思われます。

(5)小高塾受講生の何人かからお聞きしたことですが、実務に精通していると、試験では回答に迷う場面が出てくることもあるようです。おそらく正答はこれだと思っても、実務のことを考えると、そう単純には言えないと思ってしまうことがあるからだそうです。

(6)○○さんが小高塾の講座に適応できるとして、小高塾の講座の内容が試験に合格できるだけのものかをご不安になっているのでしたら、独学しかないと思います。私が知る限り、こども家庭ソーシャルワーカー試験のための受験対策講座を開講しているのは、小高塾のみだからです。

 

(7)こども家庭ソーシャルワーカー試験は、初めての試験となりますので、過去問題がありません。中央法規の社会福祉士講座のような共通テキストもまだ発行されていません。その制約のなかでの試験となりますので、実務に精通していないと合格できないような試験は現実的ではないと思います。